未来への希望!アルツハイマー型認知症に新薬の光
先週に引き続き、アルツハイマー型認知症の治療薬についてです。
アルツハイマー病は ” アミロイドβ ” と呼ばれる異常なたんぱく質がたまって、
これによって神経細胞が壊れると考えられています。
現在使用されている医薬品は、神経の働きを制御し症状を緩和させる「対症療法」ですから、
アルツハイマー病の病態そのものの治療ではありません。
人によって有効な場合もあれば、そうでない場合もありました。
今回 アメリカで正式承認された「レカネマブ」は、
” アミロイドβ ” が固まる前の段階で取り除こうというもので、
病気の進行を緩やかにする効果を証明した初の医薬品です。
日本でも、今年の秋ごろには承認結果が出る見通しです。
治療対象となる認知症は、早期のアルツハイマー型であるため、
早期発見と、検査がとても重要となります。
普段から、ご家族の様子を注意深く観察しておくといいですね。
アルツハイマー型認知症の原因や治療に、明るい兆しが見えました。