マダニ感染症警戒!自然を楽しむ前に知っておきたいこと
【 ダニ媒介感染症とは 】
ダニによって運ばれる病原体が人に感染することで起こる疾患です。
人が野外や農作業、レジャーなどでダニの生息地に接触すると、ダニに刺される可能性があります。
もしダニがウイルスや細菌などの病原体を保有している場合、刺された人は病気にかかる可能性があります。
【 マダニに刺されないように注意しましょう 】
特にマダニの活動が盛んな春から秋にかけては、マダニに刺される危険性が高まります。
草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、以下の対策が重要です:
- 長袖と長ズボンを着用し、服の隙間を避ける工夫をしましょう。
- 足を完全に覆う靴を履き、サンダルは避けましょう。
- 帽子と手袋を着用し、肌の露出を最小限にします。
- 明るい色の服を選ぶと、マダニを目視しやすくなります。
- 虫除け剤は服の上からでも使用できるタイプを選び、補助的な効果として利用します。
- 屋外活動後は入浴し、刺されていないかマダニの確認を行います。特に、わきの下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、頭部(髪の中)などを重点的にチェックします。
【マダニに刺された場合】
マダニはヒトや動物に取り付き、長時間吸血します。しかし、刺されたことに気づかないこともあります。
マダニに気づいた場合は、無理に引き抜かずに医療機関(皮膚科)で処置をしてもらいましょう。
引き抜くとマダニの一部が残り、化膿や体液の逆流の危険があります。
また、マダニに刺された後は数週間体調の変化に注意し、
発熱などの症状が出た場合は医療機関で診察を受けてください。