胸部X線画像から糖尿病の早期発見:「AI」による運命の分かれ道
糖尿病は、自覚症状がほとんどなく、気づきにくい病気です。
気づいたときには、全身の臓器にさまざまな合併症を起こします。
合併症は、日常生活に支障をきたし、寿命は著しく低下します。
そのため、早期発見・早期治療が運命の分かれ道となります。
しかし、そもそも「気づきにくい」ため
早期発見が難しい、という問題がありました。
アメリカイリノイ大学シカゴ校で発表した研究によると、
AIによる、大量の胸部X線画像データを分析する手法により、
糖尿病リスクの予測に効果があったそうです。
胸部X線画像と糖尿病は、関係がなさそうですが、
「他の目的で収集されたデータから新たな情報を引き出すAI手法」
によって、予測できるようです。
今後、胸部X線画像データによる糖尿病予測が確立されれば、
今より手軽に、早期発見・早期治療につながります。
さらなる研究を楽しみにしています。