強く、しなやかな体幹をつくるインナーマッスル。その名も「コルセット筋」をご存知でしょうか？
体幹筋には、
アウターマッスル（別名：表層筋）と
インナーマッスル（別名：深層筋）があります。

【 アウターマッスル：表層筋 】
お腹側に腹直筋や腹斜筋。背中側には脊柱起立筋があります。

【 インナーマッスル：深層筋 】
お腹側に腹横筋。背中側に多裂筋があります。その他横隔膜や骨盤底筋なども含まれます。

「コルセット筋」はインナーマッスルであるお腹側の筋 ”腹横筋” を指します。
腹横筋はお腹を取り巻く様に付着していることから、そう呼ばれているようです。

強く、しなやかな体幹をつくりには、
この「腹横筋」と「多裂筋」がとても重要な働きをします。

前置きが長くなりましたが、今回は2つのインナーマッスルのトレーニングの紹介です。

＜まずは、基本の「 ドローイン 」＞
１，両膝を立てて仰向けに寝た状態からスタートです。
２，骨盤のやや上（おへその上）周辺を意識して、お腹を萎ませます。
３，萎ませたお腹を、膨らませます。
※お腹だけでなく、胸部も前後左右全体に膨らませたり、萎ませたりしましょう。

＜腹横筋には「 ハンドニー 」＞
１，四つ這い位になります。
２，ドローイン状態を維持しつつ、対側の手足を持ち上げる
３，次に、反対側も手足を持ち上げる。

＜多裂筋には 「バックブリッジ 」＞
１，仰向けに寝て片足だけ伸ばした状態がスタートです。
２，ドローイン状態を維持しつつ、
３，お尻を上げると同時に伸ばした足を持ち上げます。
４，交互左右に行います。

どの運動も、痛みがあれば中止しましょう。
すでに、腰痛があり運動が困難な方は、
個別のリハビリプログラムをご指導いたしますのでご来院ください。