リフィーディング症候群

鳥取県立博物館によると、1581年の羽柴(豊臣)秀吉による

鳥取城の兵糧攻めで極度の飢餓状態が発生。

伝記や歴史書によると
「城内から助け出された人たちが食べ物を食べたが
過半数がすぐに死んでしまった。」
「かゆをたくさん食べた者はすぐに死んだが
少し食べた者は問題なかった。」
と、記述がありました。

東京都立多摩総合医療センターの鹿野泰寛医師らは
助け出された人たちが死亡したのは「リフィーディング症候群」22906944
と推測できるとする論文を発表しました。

「リフィーディング症候群」は、
長期に低栄養状態に陥っている人に、
急激に栄養補給したときに表れる重篤な病態のことで、
最悪の場合は死に至ることもあります。

飽食の現代でも、摂食障害やがん、独居などの
さまざまな身体的、社会的な背景から低栄養状態に陥ることがあるようです。
気づいたら、飢餓状態だった…自身の健康状態は
案外気づきにくいのかもしれません。
普段から、家族や身近な人たちの見守りを大切にしたいですね。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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